痒みのある乳児湿疹に要注意!悪循環に陥る可能性も!
赤ちゃんのお肌にできる湿疹の総称が乳児湿疹なので、
乳児湿疹と一言でいっても、その内容は一つではありません。
あせもやおむつかぶれ、新生児ニキビ、乳児脂漏性湿疹、食物アレルギー、接触性皮膚炎、場合によってはアトピーも含まれます。
これらの中でも、特に痒みを感じる湿疹には注意が必要です。
理由は、赤ちゃんが掻いてしまうから。
大人でも痒ければかいてしまうものですが、
ある程度は自分で掻くと悪化すると思い制御できます。
赤ちゃんの場合はそのような制御はできません。
痒ければずっと掻きつづけてしまいます。
血が滲んでも掻いてしまうので、
乳児湿疹からとびひなどに発展してしまう可能性があります。
とびひになると触った手で他の部分に触れるとどんどんうつってしまうので、
完治させるには時間が掛かります。
痒みを感じる乳児湿疹にはあせもやおむつかぶれ、アトピー、接触性皮膚炎(全てではありません)などがあります。
まず、できることからケアしてあげることが大切ですので、
赤ちゃんの爪が伸びている場合は爪切りをしてあげることから始めましょう。
そのうえで、お肌を健やかな状態に導き、乳児湿疹に強いお肌を目指しましょう。
そのためにはお肌を清潔に保つことと保湿ケアが重要です。
そして、赤ちゃんの皮膚は薄く刺激に弱いので、低刺激であるということも忘れてはいけません。
清潔に保つ際にはベビーソープを使ったりしますが、低刺激で乾燥させないものを選びましょう。
赤ちゃんの肌は乾燥がちなので、ベビーローションを使って保湿してあげましょう。
こちらも低刺激であることがポイントとなります。
痒みがひどそうな場合は、病院で痒みを抑える薬を貰うことも考えてみてください。
できるだけ薬には頼りたくないという思いはわかりますが、
痒みがひどくて掻いて悪化させるよりは薬で痒みをとってその間に湿疹を改善できるようにケアしてあげるということがベストな場合もあります。
ですが、薬自体は乳児湿疹の原因となりえる、乾燥を防ぐものではありませんので、
日々のベビースキンケアによってお肌の状態を健やかな状態に保つ努力が必要です。